「メルプロジェクト:シンポジウム2006」レポート
宮代表理事(右)
「メルプロジェクト東京宣言」
 2006年3月4日・5日、東京大学大学院情報学環メルプロジェクト・シンポジウム2006「メディア表現、学びとリテラシー:メルプロジェクトの播種(はしゅ)」が同大学本郷キャンパスで開催されました。

 日本各地はもとより韓国や台湾などから約250名の参加者が一堂に会し、会場は2日間熱気に包まれました。(子ども文化コミュニティからも4名参加)

 メルプロジェクトは、2001年の活動開始当初から5年間という期限付きでスタート。今回のシンポジウムが最後の活動となりました。

 第1日目のパネルディスカッション「コミュニケーション&デザインの時代」には、子ども文化コミュニティの宮由美子代表理事が登壇。「カンブリアン」システムを用いてそれぞれ分野の違う他3人の登壇者の方々とともに、自分とその周りに存在する人・地域・もの・プロジェクトなどとの関係性を発表。
 高宮代表理事は、メディアリテラシーの実践が力となって、様々な子どもの問題解決に向けての事業の展開やコミュニティづくりにつながっているという話をしました。
 また、大阪大学コミュニケーションデザインセンターの小林氏や東京大学の吉見氏、日本民間放送連盟の本橋氏と共に、別の視点から見ることによりその関係性がどう変化しつながっていくかなどを、「カンブリアン」システムという視覚的にもユニークなしかけを用いながら面白い議論を展開していきました。

 この他、全員参加型のワークショップやメルプロジェクトのこの5年間の活動をふりかえりながらの総括の後、この2日間の締めくくりに「メルプロジェクト東京宣言!」が発表されました。

 今回発表されたメルプロジェクト東京宣言!は、「東アジアにおけるメディア・リテラシーをめぐる協働活動へ向けての東京宣言」(東京宣言)試案」というもので、今後これをもとに課題を整理しこれからの取り組みを提示した共同宣言が発表される予定だそうです。ますます広がる今後の展開が楽しみです。

子ども文化コミュニティのメルプロジェクトとのかかわりは、2002年度の「民放連メディアリテラシープロジェクト」から始まりました。その後、公開研究会での事例報告やメディア・リテラシー教育プログラムの開発(2004年度文部科学省委託「福岡県青少年メディア環境改善対策事業」 )などを行ってきました。

子ども文化コミュニティでは、これからもメルプロジェクトでつながった関係を大切にしながら、メディアについての学びを深めつつ、子どもから大人まで気軽に体験し学べるメディア・リテラシープログラムの開発と実践を重ね、メディア社会を切り拓く学びのコミュニティづくりをすすめていきます。

*メルプロジェクトのホームページにこのシンポジウムの記録が掲載されています。こちらからご覧下さい。

特定非営利活動法人子ども文化コミュニティ