芸術体験講座2007報告
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実施団体 久留米連合文化会日本舞踊部
実施校 久留米市立下田小学校/久留米市立京町小学校

京町小学校でのおじぎ体験の様子
下田小学校での男舞体験の様子
京町小学校 下田小学校

ここでは久留米市立京町小学校での講座の様子をレポートします。
(担当コーディネーターによるレポート)

実施日時 平成19年12月7日(金曜日)10時45分から12時20分まで
対象 6年生 48人
場所 多目的室
教科 総合的な学習の時間
概要 正しい姿勢と立ち座り、お辞儀の指導。男舞、女舞の体験。扇子を使ったいろいろな表現。

授業の流れ
時間
内容
10時45分 学校側から紹介
日本舞踊の歴史についてのお話
10時50分 挨拶
 立った姿勢から座って手をつき頭を下げるまでの一連の動作の練習。

(子どもの反応)
自然に立ち・座りができない子もいる。正座の時間が少し長くなると大変そうな顔になる。
(教師・アーティストの対応)
アーティスト4人で来校。1人が進行役、2人は前で振りを見せ、残る1人は子どもの列のなかに入って指導。
11時3分 男舞「こうのとり」を体験
(子どもの反応)
楽しそうに踊る。腰を落として踊る姿勢に苦しむ子も。
(教師・アーティストの対応)
先生も一緒に体験。
11時25分 休憩
(子どもの反応)
講師が準備している扇子に興味津々
11時30分 扇子の扱い方
 開け方・閉じ方の練習。扇を持ったときのお辞儀の仕方
(子どもの反応)
扇子を乱暴に扱う男子もいて注意される。
(教師・アーティストの対応)
気持ちを表現すること、腰を落として目を使って表現することが日本舞踊の特色であることを解説。
11時33分 女舞「さくらさくら」を体験
(子どもの反応)
楽しそうに踊る。
11時55分 扇子を使った表現。講師のお手本
・ 戸を開けて月を見る
・ 手紙を書く。
12時5分 グループまたは1人で扇を使った表現を考える。
(子どもの反応)
すぐにグループ゚ができて話し合いや練習が始まる。
(教師・アーティストの対応)
講師がグループを回ってアドバイス。
発表
・ 波、お酒をつぐ、刀、指揮者と笛、弓、雨宿り、蝶、太鼓を叩く、いのしし狩り など
12時18分 「さくらさくら」「こうのとり」の模範演技
(子どもの反応)
講師の踊りを熱心に鑑賞。
12時25分 終了の挨拶
(子どもの反応)
終わったあと、ひとりずつ講師の所に来て挨拶して出て行く。

授業の特色
久留米連合文化会日本舞踊部は久留米市内を中心に活躍する日本舞踊の先生方の集まりです。日ごろはお弟子さんに教えたりご自分が踊りの舞台に立ったりと大変忙しい方々ですが、日本舞踊の普及や日本の伝統を伝えることに使命感を持って学校での体験講座に参加されています。授業はまず、立つ・座るという基本動作や正座での挨拶など、最近は家庭で子どもたちにきちんと教えることがなくなりつつある大切なことから始まります。そして踊りを体験しますが、先生方の優雅な動きとは裏腹に、実際にやってみると腰を落とした姿勢を続けるのが大変きついことがわかります。また、扇子を使ったさまざまな表現を考え、みんなの前でやってみせることで、日本舞踊には状況や気持ちを伝える演技の要素もあることが実感できます。
京町小学校では男性の踊りと女性の踊りの両方を体験し、男性的な動きと女性的な動きの違いも経験できました。扇子を使った表現を考える活動では、扇子をいろいろな物に見立て、ユニークな表現が続出、お互いに発表しあうのも楽しい時間になりました。日本舞踊の先生方の美しい姿勢や優雅な物腰などから学ぶことも多かったのではないでしょうか。浴衣や着物を着るとまた雰囲気が変わるようですが、京町小学校では子どもたちが体操服を来て、靴下を履いて授業に臨みました。それでも、しゃんと背筋を伸ばす気持ちの良さは十分体験できたと思います。

子どもの感想(抜粋)
日本舞踊は見たこともなかったけれど、今日おどってみて「いろんなことが体で表現できる日本舞踊はすごくおもしろいな」と思いました。せなかをピンとのばして上手にきれいにおじぎをする先生方を見て「私もきれいなおじぎで相手の人に気持ちを伝えたいな」と感じました。 (6年)
「礼ではじまり礼で終わる」という言葉が印象に残っています。私が一番楽しかったのは、せんすで桜を表現するところです。先生たちは本当に花びらが落ちているみたいにヒラヒラ〜とせんすを自由自在に使っていたのでびっくりしました。これから日本人として、日本の文化を大切に、そして私たちの力で日本の文化を世界中に伝えていきたいです。 (6年)

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