芸術体験講座2007報告
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実施団体 表現コーディネート・あぴあ
実施校 粕屋町立粕屋西小学校

粕屋西小学校での声だしジャンケンの様子
粕屋西小学校での講座の様子

粕屋町立粕屋西小学校での講座の様子をレポートします。
(担当コーディネーターによるレポート)

実施日時 平成20年1月16日(水曜日)9時50分から12時25分まで (2コマ)
対象 6年生 99人
場所 体育館
教科 総合的な学習の時間
概要 2月に実施される校内の学習発表会「西小ワールド」で、"感謝"と"貢献"をキーワードに、子どもたちが自分たちで考えたものを、せりふとしてよびかけや主張をする。そのことがより伝わる表現となるようにしたい。という希望から、他者に対して伝えることの注意点・大切さを様々なエクササイズを通して体験した。

授業の流れ
時間
内容
9時 先生より団体の簡単な紹介
自己紹介  
 告白のシーンを講師と助手でやる
(子どもの反応)
いきなりの演技で、びっくりしていたが、声の大きさだけでは伝わらないということを実感した
ウォーミングアップ
『声出しじゃんけん』講師の出したじゃんけんに後出しで勝つじゃんけん、負けるじゃんけんを声を大きく出すしてやる。『サバイバルじゃんけん』誰とでもじゃんけんして3回勝ったらあがり。
(子どもの反応)
だんだん大きな声になる
最初は男の子と女の子で恥ずかしがっていたが、関係なくなる
(教師・アーティストの対応)
担任の先生も一緒に入って楽しんでいる
9時33分 『ストレッチ』身体の筋を伸ばします
(子どもの反応)
身体が固い子どもは、途中であきらめている子もいたが、全体的に楽しみながらやっている
9時47分 『エクササイズ1(声)』
「あ・え・い・お・う」「おはようございます」を声の"大きさ"・"小ささ"、"ロートーン"・"ハイトーン"などいろいろやり口の開き方声の大きさなど体験
(子どもの反応)
とても楽しそうにやっている
『エクササイズ2(言葉と身体)』
身体を開放して大笑い、固く縮こまって大笑いをして、言葉と身体関係を体験
(子どもの反応)
違いに驚きを感じている子もいる
10時15分
10時25分
トイレ休憩
『エクササイズ3(身体表現)』
生活班ごとのグループになり、見えないボールの受け渡し。ボールを見て感じて受ける、相手に渡す。7人から8人のグループになり、言葉を渡していく。待つ、受け取る、渡す。

(子どもの反応)
どうすれば、きちんと相手に渡るのか、グループごとに様々な工夫を考えはじめる
(教師・アーティストの対応)
講師・助手がグループの間を回り声をかけていく
11時25分 『エクササイズ4(応用)』   
「ありがとう」と言える場面を全員が2人組で演じてみる。
講師が準備していた2人組のセリフをいろいろなキャラクターでやってみる。5つのペアが体験する。

(子どもの反応)
みんなでわいわいと楽しんでいる
講師・助手の3パターンの演技に大いに沸く。躊躇する子もいたが、手をあげて体験。みんな懸命に演じ、他もしっかり見ていた。
(教師・アーティストの対応)
先生2人も楽しんで演じる。
12時25分 先生より終了の挨拶

授業の特色
表現コーディネート・あぴあは、'ありのままの自分に''ぴゅあなハートで''あたらしく出会ってみようよ'との思いで、様々な表現活動をコーディネートしている団体です。「あそび」や「表現」のプログラムを用い、無限に秘められた自分(人間)の可能性を発見し、身体と心で体験し感じることを大切に活動しています。主宰の久保田力さんを中心に学校や専門学校、タレントスクール、公共ホールなどで実技・講義・演出等を行っています。
今回の授業では、最初の打ち合わせで99名を2つに分けて1時間半ずつ行う予定でしたが、直前の打ち合わせの中で内容の希望などから、3クラス全員で3時間続けた方が効果が上がるのではないかと考え実施しました。本来は40名程度で実施する方が子どもたち1人ひとりに目が届き、細かく指導ができます。粕屋西小学校の場合は、学習発表会で伝わるような表現をめざしたい、という目標がはっきりしていましたので、全員で時間を長くとり、伝えるための基礎的な声と身体の関係から応用的な内容まで行いました。芸術体験講座では、時間数が限られ、何回も同じ学校に行くことは出来ませんので、「作品の演技指導をしてほしい」いう希望はお断りし、その演技に生かすことが出来る基礎的な内容を提供したいと考えています。
粕屋西小学校でも、最初は誰とでもジャンケンするのを恥ずかしがっていましたが、すぐにうちとけて、全員がとても楽しんでいました。先生達も一緒になって参加され、一体感のある良い時間となりました。終了後、子どもたちは鉛筆から煙が出そうな勢いで感想を書いてくれたそうです。その中には「自分のためになった」「西小ワールド(学習発表会)で生かしたい」という言葉がたくさんありました。

子どもの感想(抜粋)
私は初め「表現や声のトーンで人の言いたい事を聞き取る」なんて考えもしませんでした。でも今回、力さんが笑顔でお話しされているのを見て「表現するのはおもしろい事なんだろうな」と声や顔で力さんの気持ちが分かりました。その時、私は表現というのは自分だけでなく、相手にも笑顔や幸せを分けてくれるんだなと思いました!(6年)
私が芸術体験講座で楽しいなと思ったり、すごいなと思ったのは、「言葉によって気分が変わる」という事です。"未来""かこ""希望""絶望"など、同じ言葉なのにとても気分が変わりました。それと「ありがとう」という言葉を使って、感情のこめかたを変えてみたり、ペアで劇をしたりゲームをしたのも、とても楽しかったです。(6年)
ぼくは、この芸術体験講座でたくさん参考になることがありました。その中でも一番参考になったことは、発表の仕方です。ぼくは、ただ大きな声で言っているだけでした。でも久保田さんと浦川さんが最初にしてくださった"こくはく"を見ると、大きな声で言うより、小さな声でも気持ちを込めて言うほうが伝わるということわかり、参考になりました。 (6年)

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